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CUIでLinuxにインストールする

このドキュメントは、インタラクティブなGUIインストーラーを使わずに、単純なCUIベースのインストールスクリプトを使用して、LinuxにOpenOffice.orgをインストールする手順を説明しています。

GUIでのインストーラーが正常に動作しない場合や、どうしてもtelnetなどでインストールしなくてはならない場合にCUIインストーラーを使用します。また、インタラクティブなGUIインストーラーを使うのが煩わしいという方はCUIインストールしてみてください。

バイナリパッケージのダウンロードと解凍

今のところIntelアーキテクチャのバイナリしかありませんので、他のアーキテクチャを利用する方はソースコードをダウンロードしてビルドするなりしてみてください。では、Intelアーキテクチャを利用している方はバイナリパッケージをダウンロードしましょう。バイナリパッケージがダウンロードできるサイトは「バイナリパッケージのダウンロード」にリストアップされています。このリストアップされたページの右側に「Linux」と書かれたサイトから、"OOo_1.0.1_LinuxIntel_install_ja.tar.gz"というファイルを、Localizedディレクトリ内のjaディレクトリや1.0.1ディレクトリなどから探しだして、ダウンロードしてください。最新バージョンが1.0.1でない場合は、バイナリパッケージ名の"1.0.1"の部分を最新バージョン番号に読みかえてください。ちなみに、Linux版のバイナリパッケージは約70〜80MBほどありますので、回線が気になる方は注意してください。

さて、ダウンロードをしたらバイナリパッケージを解凍しなければなりません。Linux版のバイナリパッケージは全て.tar.gz形式でアーカイブ圧縮されているので、"tar"などで解凍しましょう。(以下は、バイナリパッケージを"/tmp"にダウンロードした場合の例です。)

$ cd /tmp
$ tar xvfz OOo_1.0.1_LinuxIntel_install_ja.tar.gz

バイナリパッケージを解凍すると"install"ディレクトリができているはずです

スタンドアローンインストールかネットワークインストールか

LinuxはマルチユーザーOSです。この先のインストール手順は、OpenOffice.orgを利用するユーザーによってスタンドアローンインストールもしくはネットワークインストールのどちらかの方法でインストールすることになります。
rootも含めた複数のユーザーでOpenOffice.orgを利用する場合には、「ネットワークインストールの手順」の項を参考にしてインストールをしてください。また、ネットワークインストールの場合には各ユーザーごとのOpenOffice.org設定ファイルをインストールする段階でGUIインストーラーを使わざるをえないので注意してください。
ある特定のユーザーしかOpenOffice.orgを利用しない場合には、「スタンドアローンインストールの手順」の項を参考にしてインストールをしてください。

スタンドアローンインストールの手順

LinuxでGUIを使わずにインストールするのは非常に簡単です。バイナリパッケージを解凍してできた"install"ディレクトリをカレントディレクトリとして、installスクリプトを--singleオプションを付けて実行するだけです。ただし、その際にはインストールするディレクトリがデフォルトで"/usr/local/"になっていますので、これを--prefixオプションによって、ユーザーのホームディレクトリにインストールするようにしなければなりません。

$ cd install
$ ./install --single --prefix=$HOME

これでしばらくすると、"$HOME/OpenOffice.org1.0"以下にOpenOffice.orgがインストールされます。

OpenOffice.orgを実行するには:
正常にインストールが完了すると、指定したインストールディレクトリ($HOME/OpenOffice.org1.0)のprogramディレクトリに各種実行ファイルがあります。Writerを起動するにはswriterを、Calcを起動するにはscalcを実行してください。また、デスクトップマネージャーによっては自動的にメニュー内にアイコンが追加されているかもしれません。

ネットワークインストールの手順

ネットワークインストールをする場合には、まずrootになってどのユーザーでも共通に利用するプログラムや設定ファイルをインストールします。この作業は単に、バイナリパッケージを解凍してできた"install"ディレクトリ内の"install"スクリプトを実行するだけで完了します。デフォルトではOpenOffice.orgは/usr/local/OpenOffice.org1.0にインストールされます。インストールするディレクトリを変更するには、installスクリプトを実行する際に--prefixオプションをつけてください。

$ su
# cd install
# ./install

しかし、まだインストールは完全に終了したわけではありません。ネットワークインストールでは、この後、各ユーザーごとにインストーラーを起動して設定をする必要があります。
では、以下の手順に入る前にログアウトをして、今度はOpenOffice.orgを使用するユーザーでログインしてください。また、以下の手順はOpenOffice.orgを使用するユーザーごとに必要ですので、ユーザーの数だけ実行することになります。

各ユーザーごとにインストールする

OpenOffice.orgを使用するユーザーでログインをしたら、まず、先ほどのインストールで設定したOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリ内にある"setup"を実行します。今回は"-net"オプションは必要ありません。

インストールの開始 インストーラーを起動すると、GUIのインストーラーが起動します。


重要な情報 ソフトウェア認可協定 「重要な情報」と「ソフトウェア認可協定」が表示されます。「次へ>>」と「同意する」ボタンをクリックしてください。


ユーザーデータの入力 現在ログインしているユーザーの「ユーザーデータの入力」を行います。しかし、これらのデータを入力しなくてもOpenOffice.orgは正常に動作するので、入力の必要はありません。 「次へ>>」ボタンをクリックしてください。


インストールの種類を選択 ここでは、現在のユーザーでの「インストールの種類を選択」します。「ワークステーションインストール」が選択されていることを確認して、「次へ>>」ボタンをクリックしてください。


インストールディレクトリを選択 現在のユーザーの設定ファイルなどをインストールする「インストールディレクトリを選択」します。デフォルトで先ほどOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリが表示されていますが、このままだとエラーになってしまいますので、どこか別のディレクトリを指定してください。ユーザーのホームディレクトリなどを指定して「次へ>>」ボタンをクリックしてください。


インストールディレクトリの作成 インストールディレクトリの作成:
上記のインストールディレクトリの指定で、まだ存在しないディレクトリにインストールすると、右のようなダイアログが表示されます。新しくディレクトリを作成することには問題ありませんので、「OK」ボタンをクリックしてください。


コピー開始 ここでは、特に設定することはありません。「インストールする」ボタンをクリックしてください。


Javaセットアップ Javaの設定をします。Javaの設定が必要のない方は「JavaおよびJavaScriptの支援なし」を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。ファイルのコピーが開始されます。
さて、JavaはOpenOffice.orgのドキュメント内でJavaアプレットを実行するのに必要です。システムにインストールされている場合はリストに表示されているはずですので、そのうちOpenOffice.orgで使用するJavaの環境を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。ファイルのコピーなどのインストール作業が始まります。
また、JREやJDKをインストールしているはずなのにリストに表示されないと言う場合には、「手動で検索」ボタンをクリックし、JREやJDKのホームディレクトリを指定してください。正しく指定されるとリストに表示されるので、それを選択して「OK」ボタンをクリックしてください。ファイルのコピーなどのインストール作業が始まります。


インストールの終了 インストールは無事完了しました。「完了」ボタンをクリックすると、インストーラーが終了します。
また、他のユーザーでもOpenOffice.orgを使用する場合には、同様の事を繰り返す必要があります。


OpenOffice.orgを実行するには:
正常にインストールが完了すると、ネットワークインストールで指定したインストールディレクトリのprogramディレクトリに各種実行ファイルがあります。Writerを起動するにはswriterを、Calcを起動するにはscalcを実行してください。また、デスクトップマネージャーによっては自動的にメニュー内にアイコンが追加されているかもしれません。


制作者:中本崇志
デザイン:小浦寛裕
$Id: linux-cui.html,v 1.7 2003/12/30 01:02:10 maho Exp $